平家物語 四 禿髪

本日は『平家物語』の第4回「禿髪(かぶろ)」です。

平清盛は仁安三年(1168)病をきっかけに出家して浄海と名乗った。その後も平家一門の出世は留まるなかった。六波羅では禿髪とよばれる少年少女を召使い、平家の悪口を言う者を監視させた。という話です。

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「此一門にあらざらむ人は、皆人非人たるべし」

【語句】
■仁安三年 1168年 ■六波羅殿 清盛のこと。六波羅に一門の住居があったため。 ■花族も英雄(えいよう)も 「花族」は太政大臣に昇ることができる高貴な家柄。精華とも。「英雄」も同じ。 ■衣紋のかきよう 衣に描いている紋のかきよう、衣の着こなしぶり。 ■平大納言時忠卿 平時信の子。妹時子は清盛の妻。妹建春門院(滋子)は後白河院の女房となる。 ■烏帽子のためやう 烏帽子の折り方。 ■御成敗 政治をとりしきること。 ■そしり傾け申す 非難すること。 ■聊かいるかせにも申す者なし 少しもおろそかに言う人はいない。 ■かぶろ 髪を短く切って垂らす。 ■直垂 庶民の平服。後には武士や貴族も平服として着る用になった。 ■京師の長吏 「京師」は都。平安京。「長吏」は地方長官。

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次回「吾身栄花」に続きます。

朗読 平家物語

朗読・解説:左大臣光永