第三十五段 手のわろき人の
■『徒然草』朗読音声の無料ダウンロード
【無料配信中】足利義満
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル
手のわろき人の、はばからず文書きちらすはよし。みぐるしとて、人に書かするはうるさし。
口語訳
字が下手な人がはばからず手紙を書き散らすのはよい。みぐるしいと言って人に書かせるのは嫌味でわずらわしい。
語句
■手 字。 ■うるさし 嫌味だ。わずらわしい。
メモ
■パソコンはぜったい認めない勢いがある。履歴書もいまだに手書きにこだわる企業があると話には聞きますね。
前の章「第三十四段 甲香は」|次の章「第三十六段 久しくおとづれぬ比、いかばかりうらむらんと」
徒然草 現代語訳つき朗読
朗読・解説:左大臣光永