土佐日記
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男もすなる日記というものを女もしてみんとてするなり
『土佐日記』は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき)が任期を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に船旅)を描いた平安時代の日記文学です。
その帰京の旅を、紀貫之のそばに仕えたおそらく侍女の立場から、観察するという形で描きます。笑いあり、涙あり、なかなか人間くさい、道中記です。
わが国初の日記文学といわれ、後世の『更級日記』『蜻蛉日記』『和泉式部日記』『紫式部日記』などに大きな影響を与えました。
このサイトは、古典・歴史の「語り」をなりわいとする左大臣光永が、『土佐日記』の全段を徹底して詳しく、丁寧に解釈し、有名な箇所は朗読音声つきでお届けします。一見難解な古文の言葉も、耳で聴くと意味がつかみやすいはずです。
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朗読・解説:左大臣光永